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リーガルチェックとは

リーガルチェックは、ビジネスや取引において法的リスクを軽減しトラブルを回避するために重要です。

本記事ではリーガルチェックについて詳しく解説します。

リーガルチェックとは

リーガルチェックとは、簡単にいえば契約書をチェックすることを指します。

会社を運営するうえで、契約書を交わす機会は多くあります。

内容が複雑で項目を確認しないで契約を交わした場合、トラブルになったときに自社の大きな不利益になる可能性があります。

不利益を被らないためにも契約前のリーガルチェックは非常に重要なのです。

リーガルチェックの対象になる文書

リーガルチェックの対象になる文書は、一般的に以下の4つです。

 

  • 労働者と締結する雇用契約書
  • 一般消費者と結ぶサービスなどの契約書
  • 会社間で売買や提携などを行う場合に交わす契約書

 

それぞれ詳しく確認しましょう。

 

 

労働者と締結する雇用契約書

会社が締結する契約書として労働者と結ぶ雇用契約書があります。

労働者と雇用契約を締結する場合、雇用契約書自体の交付は必須ではありませんが、契約書の中に記載されている雇用条件は、雇用する会社が労働者に対して通知する義務があります。

労働者とトラブルになった場合、どのような対応をすべきなのかの指標となる書類のためリーガルチェックを行った方が良い文書といって良いと思います。

 

 

一般消費者と結ぶサービスなどの契約書

会社が締結する契約として、一般の消費者の方と結ぶ契約があります。

一般消費者にモノやサービスを提供する場合、状況によってはさまざまな法律に違反していないか確認を行う必要があります。

景品表示法や特定商法取引法、消費者契約法などといったものに反した場合、社会的信用が低くなったり、所轄庁から指導を受けたりといった不利益を受ける可能性があるため、リーガルチェックを行うべき文書といって良いでしょう。

 

 

会社間で売買や提携などを行う場合に交わす契約書

リーガルチェックの対象となる文書として、会社間が結ぶ契約書があります。

基本的に、会社間で締結される契約は、法律に違反していない限り、どのような不利益な内容であっても、当事者同士の合意があれば成立します。

そのため、取引を行うときや、提携を行う場合には自社にとって不利な条件でないかどうかを入念に確認する必要があります。

確認される主なポイント

リーガルチェックで確認される主なポイントを紹介します。

 

 

契約の適法性

契約書が関連する法律や規制に違反していないかを確認します。

例えば、労働契約書において労働基準法に反する内容が含まれていないか、販売契約書が独占禁止法に違反していないかです。

 

 

当事者の権利・義務の明確化

契約書の条項が曖昧な場合、後に紛争が生じるリスクがあります。

したがって、各当事者の権利や義務が明確に記載されているかどうかを確認します。

例えば、サービス提供者が何を提供する義務があるか、相手方が支払うべき金額や期限が明確かどうかです。

 

 

契約解除や違約金の規定

契約が順調に進まなかった場合に備えて、契約解除や違約金についての規定が適切かどうかも確認されます。

契約が解消される場合のリスクやコストが明確になります。

 

 

守秘義務や知的財産権の保護

ビジネス上の秘密情報や知的財産の保護は非常に重要です。

契約書には、情報が適切に保護されるための守秘義務条項や、知的財産の扱いに関する条項が含まれているかを確認します。

 

 

紛争解決の手段

契約にトラブルが発生した際の解決方法として裁判や仲裁などが定められているか、またその方法が適切かどうかも確認します。

紛争が生じた際の手続きを明確に定義します。

まとめ

リーガルチェックは、契約書や法的文書の正確性を確認し、法的リスクを未然に防ぐための重要な手続きです。

ビジネスや個人の取引をより安全に進めるために、司法書士に依頼することをおすすめします。

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神本 兼亦かみもと けんや / 東京司法書士会

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  • 大手司法書士法人2社で8年以上の経験を積み、2024年3月神本司法書士事務所開業。
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