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遺言書の書き方

遺言書は、遺産分割に関する意思を明確にし、家族や相続人の間でのトラブルを防ぐために非常に重要な文書です。

本記事では、自筆証書遺言書を書くために必要な確認事項や書き方、作成時の注意点について、詳しく解説します。

遺言書を書くために必要な準備事項

遺言書を書く前に、財産を正確に把握することが重要です。

 

 

財産

資産を整理します。

具体的な資産は以下の4つです。

 

  • 現金
  • 不動産(土地や家)
  • 株式
  • 貴金属・宝石

 

また、負債も必ず書き加えてください。

負債とは、借金やローンのことです。

これにより、遺言書がはっきりとし、受け取る人が内容を理解しやすくなります。

遺言書の書き方

財産や相続人を把握した上で、遺言書を書きます。

 

 

遺言内容

遺産をどのように分割するかを具体的に書きましょう。

例えば、「Aに不動産を相続させる」「Bに現金100万円を相続させる」といった具合に、遺産の詳細を明確に示します。

 

 

日付と署名

遺言書には必ず日付を記載し、署名します。

特に自筆証書遺言の場合、日付がなければ無効になる可能性があります。

署名も必須です。

日付は「○年○月○日」と具体的に記載し、年号や年月だけ書くのは避けましょう。

遺言書作成時の注意点

遺言書を書く際に注意する点を紹介します。

 

 

遺留分に配慮する

遺言書を書く際に気を付けたいのが、相続人には「遺留分」という最低限の相続分が法的に保証されていることです。

遺留分を無視して遺言書を作成した場合、相続人から遺留分減殺請求が行われ、遺言の内容が変更される可能性があります。

特に遺産を一部の相続人に多く残したい場合は、十分な配慮が必要です。

 

 

公正証書遺言の活用

自筆証書遺言は作成が簡単ですが、法的要件を満たさないと無効になるリスクが高くなります。

一方、公正証書遺言は公証人が関与し、法的要件をクリアするため、確実に意思を反映させるためにはこの形式を選ぶのが安心です。

まとめ

今回は遺言書の書き方や書くために必要な確認事項、注意点も解説しました。

遺言書は、相続トラブルを未然に防ぐための重要な手段です。

遺言書を書く際はご家族の未来を守るためにも、司法書士に相談されることを検討してみてください。

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